雨漏り補修！失敗しない方法について | コラム | 神奈川県平塚市の雨漏り対策は屋根修理も対応の株式会社ユミザインテック平塚

「雨漏り補修って、どこに頼めばいいか分からない」「費用相場が不安で、先延ばしにしている」そんな悩み、抱えていませんか？

 

放置された雨漏りは、建物内部の劣化やシロアリ被害を招き、最悪の場合、天井の崩落や構造材の腐食につながります。特に屋根や外壁、天井裏の見えない部分に浸入した雨水は、時間とともに深刻なダメージを与え、修理費用が膨らむ原因になります。

 

国土交通省の調査によると、築15年以上の木造住宅のうち、雨漏りを経験したことがある世帯はおよそ32％にのぼるとされており、その大半が「初期対応の遅れ」による被害の拡大を経験しています。

 

では、どこから手をつければいいのでしょうか。本記事では、費用を抑えつつ確実に防水効果を得る方法について、補修スプレーやコーキング剤の使い方、応急処置の落とし穴、そして業者に依頼すべきかどうかの判断基準まで、徹底解説します。

 

雨漏り補修とは？ 基本概要と原因の全体像を把握する

雨漏りの主な原因とは？ 屋根・外壁・サッシ・天井・ベランダ

雨漏りが発生する原因は、一見して分かりにくく、目に見える症状だけでは特定が困難です。屋根からの浸水だけでなく、外壁やサッシ周辺、さらにはベランダや天井裏など、さまざまな箇所にリスクが潜んでいます。特に住宅の構造や築年数、素材によっても雨漏りの侵入経路は大きく異なります。

 

多くの場合、以下のような箇所が原因となります。

 

1. 屋根の破損や劣化
2. 外壁のクラック（ひび割れ）
3. サッシ周辺のコーキング劣化
4. ベランダの防水層の損傷
5. 天井裏や陸屋根の浸水経路の不備

屋根の場合、瓦やスレートのズレ、割れ、釘の浮きなどが雨水の浸入口になります。特にスレート屋根では、経年劣化により表面の塗膜が失われ、雨水が内部に浸透しやすくなります。陸屋根では排水不良による水たまりが原因となるケースも多く、防水工事の耐用年数を過ぎたまま放置されることが背景にあります。

 

外壁では、モルタルやサイディングにできた微細なひび割れが浸水ルートになることが多く、特にサイディングの継ぎ目にあるシーリング材（コーキング）が劣化していると、そこから雨水が浸入します。さらに、防水紙の破損や施工不良も見逃せない要因です。

 

サッシまわりでは、アルミ枠の隙間やシーリングの劣化、さらには内外の気圧差による水の引き込み現象が雨漏りにつながることがあります。目に見える雨染みだけでなく、窓枠周辺のカビやクロスの剥がれにも注意が必要です。

 

ベランダやバルコニーでは、防水層の破断、排水口（ドレン）の詰まり、接合部の浮き上がりが原因になります。とくに複層構造の住宅では、上階ベランダの漏水が下階の天井から発見されることも少なくありません。

 

天井は、雨漏りの「結果」が最も現れやすい場所です。しかしながら、雨染みの位置が実際の侵入口と異なるケースも多く、天井に被害が現れた段階ではすでに建物内部へのダメージが進行している可能性が高いです。

 

雨漏り箇所の特定には、専門業者による散水調査やサーモグラフィ診断が有効です。外見上は正常に見えても、内部の構造体で進行している場合もあり、応急処置では根本的な解決にはなりません。

 

代表的な雨漏り原因の対応一覧表

 

原因箇所	主な症状	応急対処	推奨される本格補修方法
屋根	瓦のズレ・割れ・釘浮き	防水テープ・ブルーシート	屋根材交換・ルーフィング補修
外壁	クラック・塗膜の劣化	コーキング補填	外壁塗装・クラック補修工事
サッシ周辺	結露・クロスの浮き・シミ	シーリング剤補填	サッシ回りの解体・防水補修
ベランダ	床面の浮き・排水不良	防水シート・排水口清掃	FRP防水工事・ウレタン塗膜防水
天井	雨染み・カビ・落下	バケツ設置	原因箇所の特定＋断熱材交換など

このように、原因ごとの適切な対応が求められますが、根本的な修復には正確な診断と専門技術が欠かせません。どの箇所から浸水しているのかを見極めることが、補修成功の鍵を握ります。

 

構造別の劣化パターン トタン屋根・スレート・サイディングなど

住宅の構造や屋根材・外壁材によって、雨漏りのリスクや劣化パターンは大きく異なります。特に築年数が経過している住宅では、素材ごとに想定される弱点を理解しておくことで、早期対応が可能になります。

 

トタン屋根は金属製で軽量かつ施工性に優れる反面、サビや腐食が進行するとすぐに穴が開きやすくなります。経年による防水性の低下や、塗膜の剥がれから雨水の侵入を許してしまいます。特に継ぎ目部分はコーキング処理が不十分だと水が浸透し、内部腐食を引き起こす原因となります。

 

スレート屋根は見た目がスマートで近年の住宅にも多く使われていますが、紫外線や酸性雨による塗膜の劣化が進むと吸水性が高まり、雨水が内部へ浸透します。さらに、施工時の釘やビス周辺から雨水が進入するケースも多いため、耐用年数に応じた点検が不可欠です。

 

サイディング外壁は、多くの住宅で使われている外壁材ですが、パネルの継ぎ目を埋めているシーリング材（コーキング）の劣化が主なトラブル原因です。新築から10年前後でこのシーリングが痩せたり割れたりすることで、雨水が壁内に入り込みやすくなります。

 

以下の表は、代表的な構造別素材の劣化要因とメンテナンス周期をまとめたものです。

 

素材	主な劣化原因	雨漏りリスクの特徴	推奨メンテナンス周期
トタン屋根	サビ・コーキング劣化	腐食による穴開き・継ぎ目からの侵入	7～10年
スレート屋根	塗膜劣化・釘の浮き	表面からの吸水・ピンホール	10～15年
サイディング	シーリング材の硬化・収縮	継ぎ目からの浸水	8～12年
モルタル壁	クラック発生・塗装劣化	微細なヒビからの侵入	10～15年

これらの素材ごとの劣化パターンを理解することで、自宅の点検時期や補修の必要性を見極める指標になります。とくに日本の気候は高温多湿かつ降雨量も多いため、予想以上に早く劣化が進行することもあります。素材ごとに応じた補修方法とメンテナンス周期を把握することが、雨漏りリスクを最小限に抑えるポイントです。

 

自分でできる雨漏り補修

雨漏り補修スプレーやパテの選び方と使い方

自分で雨漏りを補修したいと考える方にとって、補修スプレーやパテの使い方は非常に重要なポイントです。ホームセンターや通販サイトで手軽に入手できる製品が増えた今、正しい選び方と使い方を知っていれば、初期段階の雨漏りであれば十分に対処可能です。

 

まず、補修スプレーはウレタンやシリコン系の防水成分を含んでおり、隙間や亀裂にスプレーするだけで表面に防水膜を形成できます。特に金属製の屋根やベランダ、コンクリート外壁の小さなクラックには効果的です。スプレータイプの利点は、手が届きにくい箇所でもノズルを使ってピンポイントで噴射できる点にあります。使用前には、補修箇所の汚れをしっかり除去し、乾燥させることが成功の鍵です。

 

一方、雨漏り補修パテは粘土状の防水材で、広めの隙間や変形しやすい場所への対応に向いています。雨どいのつなぎ目やサッシ周辺、トタンの継ぎ目などに使われることが多く、施工後の硬化時間や耐久性も商品によって異なります。特に水性と油性の違い、耐紫外線性能、防水性能などはパッケージ裏の仕様を必ず確認するべきです。

 

ここで代表的な補修アイテムの比較を示します。

 

補修材の種類と特性比較表

 

商品名	タイプ	適用箇所	特長	硬化時間	耐水・耐久性
ゴリラシーラント	パテ系	トタン・外壁	強力粘着・水漏れ即時対応	約30分	高い
防水スプレーA	スプレー	屋根・ベランダ	噴射後すぐ防水膜が形成	約10分	中程度
コーキング剤（シリコン）	チューブ式	サッシ・ひび割れ	柔軟性あり・外壁との相性が良い	約1時間	高い
ウレタンスプレー	スプレー	コンクリート壁	拡張発泡タイプで隙間充填力が高い	約15分	中〜高

補修材を選ぶ際は「対象箇所」「屋外か屋内か」「紫外線や雨風の影響度」を判断基準にするのが基本です。たとえば屋外のベランダのひび割れには耐候性の高いスプレー、屋内の窓枠の雨漏りには柔軟なシーリング剤など、状況に応じた選定が求められます。

 

また、補修時には以下のような注意点も重要です。

 

1. 下地を清掃・乾燥させてから補修する
2. ひび割れや剥がれた塗膜は削り落としておく
3. マスキングテープで周囲を養生し、はみ出しを防ぐ
4. 補修後の雨天予報を避け、完全硬化まで濡らさない

これらのステップを丁寧に行うことで、DIY補修でも十分に効果が期待できます。とはいえ、これらは応急処置であり、あくまでも本格的な防水工事や点検の代替にはなりません。応急対応後には専門業者による診断も視野に入れることで、より安心な住環境を維持することができます。

 

トタン屋根・ベランダ・窓枠のDIY補修方法

雨漏りの補修は、場所ごとに対処法や使用する道具が異なります。特にDIYでの補修を検討する場合、トタン屋根、ベランダ、窓枠といった雨漏りリスクの高い箇所を理解し、それぞれに合った施工方法を知っておくことが重要です。

 

まずトタン屋根の場合、最も多いのがコーキングの劣化による隙間からの浸水です。特に継ぎ目や折り返し部分のコーキングが経年劣化により硬化・剥離し、雨水が侵入することがあります。DIYでは、古いコーキング剤を取り除き、新しいシリコン系または変成シリコン系のコーキング剤を塗布するのが基本です。施工後は最低24時間の乾燥時間を確保し、雨の予報を避けることも成功のコツです。

 

ベランダでは、防水塗膜の劣化や排水口（ドレン）の詰まりが主な原因です。表面にひび割れがある場合には、ウレタン塗膜型の防水スプレーを使用し、クラック部分をカバーする方法が効果的です。また、ドレンにゴミや落ち葉が詰まっていないかをチェックし、排水機能を保つことも重要です。

 

窓枠の雨漏りでは、外壁との接合部やコーキングの隙間からの浸水が多く見られます。ここではシーリング剤の打ち直しが効果的です。特に注意すべきは、既存のコーキングを完全に除去してから新たに打つこと。古い材料の上に重ねても密着力が弱まり、再発のリスクが高くなります。

 

各箇所における補修方法と必要な道具一覧

 

補修箇所	主な原因	使用する補修材	必要な道具
トタン屋根	コーキングの劣化	シリコンコーキング剤	コーキングガン、マスキングテープ、カッター等
ベランダ	防水塗膜の剥がれ	ウレタン防水スプレー	ワイヤーブラシ、ローラー、マスキングテープ
窓枠	コーキングの剥離	シーリング剤	プライマー、コーキングヘラ、養生用テープ

補修を行う前には、必ず現状を撮影・記録しておくことをおすすめします。これは万が一、業者に相談する際や、保険申請をする際にも有用です。

 

DIYでの補修は、軽度な損傷や初期段階の対処に有効ですが、施工不良や判断ミスが再発や被害拡大を招くリスクもあります。作業の際には、安全面にも十分配慮し、高所作業では必ず落下防止措置を講じてください。

 

応急処置の限界と注意点

雨漏りの初期段階では、自分で応急処置を試みる方も多くいます。しかしながら、応急処置には明確な限界があり、かえって状況を悪化させるケースも少なくありません。そのため、自己判断で済ませる前に、処置の「限界点」と「失敗事例」をしっかり理解することが不可欠です。

 

まず最も多いのが、コーキング剤の誤用による密着不良です。古いコーキングの上に重ね塗りしたり、乾燥時間を守らずに雨にさらしてしまうことで、本来の性能を発揮できないまま劣化が進むことがあります。また、養生を怠って外壁に余分な補修剤が付着し、美観を損ねるケースも多発しています。

 

次に、応急処置でよく使われる防水テープですが、下地が濡れていたり、汚れを落とさずに貼り付けてしまうと、すぐに剥がれたり浸水してしまう原因になります。特に室内側からの補修では、建物構造上、外側からの防水処理が不十分になりがちです。

 

よくあるNG例と失敗パターン

 

1. 雨の中での補修施工（完全乾燥前に雨が降る）
2. コーキングを重ね塗りしてしまい、密着不良
3. 防水テープを下地処理せずに貼ってしまい、すぐ剥がれる
4. パテを厚塗りしてしまい、硬化ムラやクラック再発を招く
5. 必要な養生（マスキング）を怠り、外壁に補修剤が残る

業者に依頼すべきケースとは？

自力では難しいケース 構造体・屋根裏・防水層の修復

雨漏り補修において「どこまでがDIYで可能か」は多くの方が直面する悩みです。表面上のひび割れや隙間であれば、自分で補修テープやパテを使って一時的な対策は可能ですが、それが建物内部や構造に関わる問題である場合、自力では対応が困難になります。

 

まず注意したいのが、雨漏りの原因が屋根裏や壁の内側に潜んでいるケースです。屋根裏からの雨水浸入は、屋根材のズレや割れ、あるいは防水シートの劣化などが原因となっていることが多く、目視での確認が難しいうえに高所作業を伴います。特にスレートやトタン屋根は強風や積雪での被害も出やすく、屋根板金の浮きやシーリングの劣化が雨水の侵入経路になることがあります。

 

また、ベランダや陸屋根に設けられている防水層が劣化している場合も要注意です。ウレタンやFRPといった防水材は、経年劣化によってひび割れや塗膜の剥がれが生じ、そこから雨水がコンクリート下地へと浸透します。このような劣化は表面を見ただけでは判断できず、専門の赤外線カメラや散水試験などを用いた調査が必要です。

 

以下のようなケースでは、DIYでの対応では不十分な場合がほとんどです。

 

雨漏りが複数箇所に及んでおり、原因が特定できない
雨水が構造体（柱・梁）まで浸透している可能性がある
屋根材のズレや板金浮きなど、高所での作業が必要
防水層の全面改修が必要なレベルの劣化
外壁クラックからの浸水が室内側まで進行している

 

さらに、築年数が10年以上経過している住宅では、見た目以上に防水機能が低下しているケースが多く、見過ごされた劣化が被害を拡大させることもあります。構造体に水分が継続的に接触することで、シロアリの誘引や木部の腐朽が進み、建物の耐震性に深刻な影響を与えるリスクも考えられます。

 

また、火災保険や修繕助成金を申請するためには、被害箇所の正確な調査記録や施工報告が必要になることがあり、専門業者による診断が前提となることもあります。

 

依頼の判断基準として参考になるチェック項目（目視可能な例）

 

状況の特徴	DIY可能性	専門業者推奨理由
雨漏り箇所が1箇所で明確	△	表面処理だけで済む場合に限る
雨染みが天井から複数拡がっている	×	屋根裏や配管の浸水調査が必要
屋根に登らないと補修箇所が見えない	×	転落や屋根材破損のリスクあり
ベランダの床にひび割れや膨れあり	×	防水層の再施工が必要な可能性あり
壁面に黒ずみやカビの発生がある	△	内部結露や構造体への影響があるため

上記の通り、DIYによる応急処置が可能な場面もある一方で、構造に関わる問題や原因不明のケースは早急に業者へ依頼することが安全かつ結果的にコストを抑える選択肢となります。

 

雨漏りは進行性の被害であり、放置するほど修理範囲が拡大します。「これ以上被害を広げない」ためには、自己判断ではなく、専門的な視点で状況を見極めることが求められます。

 

雨漏り修理業者の選び方 認定資格 実績 対応エリア

雨漏り修理を業者に依頼する場合、「どの業者に頼むか」は非常に重要な判断です。悪徳業者や経験不足の施工者を選んでしまうと、雨漏りが再発するだけでなく、建物全体に致命的なダメージを与えることもあります。ここでは、信頼できる修理業者を選ぶための基準とチェックポイントを詳しく解説します。

 

まず注目すべきは、業者の「施工実績」と「保有資格」です。雨漏り補修には高い専門性が求められ、建築士や防水施工技能士、雨漏り診断士などの有資格者が在籍していることは信頼の裏付けとなります。とくに雨漏り診断士は、目視だけでなく、赤外線カメラや散水試験などの専用機材を用いた診断を行うため、原因特定の精度が格段に上がります。

 

また、業者の施工実績はウェブサイトやパンフレットで確認できるケースが多く、過去にどのような建物でどのような工事を行ってきたのかを調べることで、自宅に適したノウハウを持っているかが見えてきます。特に「戸建て住宅の屋根防水に強い」「マンションの屋上防水に精通している」など、施工対象の得意分野が明記されていれば安心です。

 

信頼できる業者を選ぶ際の具体的なチェックポイントは以下の通りです。

 

信頼できる雨漏り修理業者のチェックリスト

 

チェック項目	解説内容
国家資格・認定資格の保有	一級建築士、二級建築士、防水施工技能士、雨漏り診断士などが在籍しているか確認する
自社施工体制か（下請け任せでないか）	実際の工事を自社スタッフが担当するかを確認。下請け任せは品質のバラつきが発生しやすい
診断方法と報告の具体性	赤外線カメラ、散水試験、打診などの詳細な調査を実施し、報告書として提出されるか
明瞭な見積もりと保証制度の有無	費用内訳が明確で、再発時の保証が明記されている業者を選ぶ
対応エリアと対応スピード	居住地に対応しており、急な雨漏りにも当日または翌日対応可能な体制があるか

特に見落としがちなのが「保証制度」です。優良業者であれば、工事内容に応じて1年～10年程度の再発保証を付けていることが一般的です。保証書が発行されるかどうか、口頭説明だけで済まされないかを必ず確認してください。

 

また、施工内容の透明性も大切な判断材料です。工事中に進捗報告をしてくれるか、作業前後の写真を提示してくれるか、といった点も、信頼できる業者ほど対応が丁寧である傾向にあります。

 

業者選びのときに読者が持ちやすい疑問とその回答例

 

1. 業者によって費用はどれくらい違うのか？
   　→施工範囲や使用材料により相場は異なりますが、調査費込みで数万円～30万円以上まで幅があります。見積もりの比較が有効です。
2. 対応が早い業者は信頼してよいのか？
   　→早さだけで判断せず、調査の丁寧さ・説明内容を確認しましょう。急ぐあまり調査不足な業者も存在します。
3. インターネットで見つけた業者は安全か？
   　→ウェブ検索だけでなく、口コミや施工事例、資格情報、登記情報などの裏付け確認が必要です。
4. 全国展開の業者と地域密着型の業者、どちらが良いか？
   　→全国展開は安定性、地域密着はフットワークの軽さが強みです。エリアや物件の性質によって使い分けるのが理想です。

信頼性のある業者と出会えるかどうかは、雨漏り修理の成功を左右する大きなポイントです。とくに2025年現在では、自然災害の増加や住まいの老朽化により、雨漏り修理の需要が急増しています。予約が取りづらくなる前に、確かな実績と信頼を持つ業者を早期に見つけておくことが、結果的に時間と費用の節約につながります。

 

悪徳業者を避けるには？ 見積もり 口コミ 確認ポイント

雨漏り修理を業者に依頼する際に最も避けたいのが「悪徳業者」との契約です。高額請求・手抜き工事・アフターフォローなしなどの被害は後を絶たず、国民生活センターにも多くの相談が寄せられています。ここでは、詐欺的な業者を見抜くための確認ポイントと、トラブル事例、そして安全な契約を結ぶための具体的なチェックリストを解説します。

 

まず注意すべきは、「無料点検」「近所で工事中です」という営業文句です。これらの多くは飛び込み営業の常套句であり、信頼性が低い傾向にあります。とくに、屋根に勝手に上がって「今すぐ直さないと危険です」などと不安を煽り、高額契約を迫るケースは典型的な詐欺手口の一つです。

 

また、見積もりの出し方にも注目すべきです。信頼できる業者は、施工箇所ごとに具体的な作業内容と材料名、工賃を明示します。一方、悪徳業者は「一式見積もり」で数十万円を提示するなど、詳細をぼかして高額請求を行う傾向にあります。

 

悪徳業者のよくある手口と注意すべきポイント

 

手口・状況	注意すべきポイント
飛び込みで「無料点検」と訪問	信頼できる業者は事前予約制。突然の訪問や点検提案は疑ってかかるべき
屋根に勝手に上がり「今すぐ修理が必要」と断定	専門家でも詳細な調査なしで即断は不可能。必ず写真やデータで根拠を求める
「今日中に契約すれば安くする」と即決を迫る	安心な業者は見積もりに数日の猶予を与える。即決強要は典型的な悪質商法
見積もりが「工事一式」など詳細不明	優良業者は使用部材・工法・保証内容を明示。項目の分解がないものは不透明な請求につながる
口コミサイトで星が異常に高評価	サクラによる自作自演の可能性も。Google Mapや複数サイトでの一貫性をチェックする

雨漏り修理に関するトラブルの事例では、「10万円と聞いていたのに工事後に60万円請求された」「保証付きと言われたのに連絡が取れなくなった」「簡単なコーキングのみで再発した」などのケースが目立ちます。これらは、工事前の説明や書面交付が不十分だったことが原因です。

 

安心して契約するためのチェックリスト

 

1. 現地調査後に必ず書面で見積もりを提出してくれるか
2. 説明時に専門用語ばかりでなく、素人にもわかる言葉で丁寧に説明してくれるか
3. 工事内容・期間・保証の範囲が契約書に明記されているか
4. 契約後にクーリングオフ制度が使えるかを案内してくれるか
5. 過去の口コミに対して返信・対応をしているか（無視している業者は注意）

口コミの信頼度を測るには、「日付」「具体的な施工内容」「施工者の名前や対応の印象」などが記載されているレビューが参考になります。逆に「最高でした！」「またお願いします！」などの短文ばかりが並んでいる場合、信頼性に欠ける可能性があります。

 

また、見積もりを比較する際には、最低でも3社以上の相見積もりを取ることが推奨されます。複数業者からの説明を受けることで、相場感がわかるだけでなく、業者ごとの対応品質や提案内容も見えてきます。

 

信頼できる修理業者と出会うためには、こちら側もある程度の知識と判断力が必要です。不明点は納得できるまで質問し、説明があいまいな業者とは契約しないことが、トラブル回避の第一歩です。

 

まとめ

雨漏り補修は、建物の寿命と資産価値を左右する非常に重要なメンテナンスです。特に、屋根や外壁、天井などの劣化や施工不良による浸水は、見た目だけでは判断できない深刻な被害を引き起こす可能性があります。国土交通省の調査では、築15年以上の住宅における雨漏り発生率が約3割を超えるとされており、誰にとっても他人事ではありません。

 

今回の記事では、応急処置やDIYでできる補修方法から、スプレーやパテなどの補修用品の正しい選び方、さらに防水テープの施工上の注意点まで、実践的なノウハウを徹底的に解説しました。また、自力では対応しきれない構造体や防水層の補修に関しては、専門業者に依頼するべき判断基準についても具体的にご紹介しました。

 

「費用がかかりそうで不安」「どこに相談すればよいか分からない」といった悩みも、記事内の業者選びのチェックリストや悪徳業者の回避ポイントを参考にすれば、納得のいく判断ができるはずです。特に見積もりの取り方や対応エリア、認定資格の有無など、信頼性の高い業者の選定基準を明確にしておくことが、安心と満足につながります。

 

雨漏りは放置すると、構造の腐食や断熱材の劣化、シロアリの発生など、数十万円単位の修理費用を要する事態を招くこともあります。だからこそ、小さな異変を見逃さず、早めの対応が何よりも重要です。今回の記事が、あなたの住まいを守る第一歩となることを願っています。

 

よくある質問

Q. 火災保険で雨漏り補修費用が補償されるケースはありますか？
A. 雨漏り補修の費用が火災保険で補償されるかどうかは、「被害の原因」によって異なります。突発的な事故（台風や落下物など）で雨漏りが発生した場合、多くの火災保険では補償対象になります。たとえば、台風による屋根材の破損で雨水が侵入し天井に被害が出た場合、その修理費用として最大数十万円が支払われた事例もあります。ただし、経年劣化やメンテナンス不足による雨漏りは対象外となるケースがほとんどです。申請には「被害状況の写真」や「修理業者の調査報告書」が必要になるため、見積もり時点で保険適用の可能性を相談することが重要です。

 

Q. DIYでの雨漏り補修と業者による施工、具体的にどのような違いがありますか？
A. DIYで可能な雨漏り補修は、主に軽度なひび割れや目地の補修、パテやスプレーによる表面の応急処置が中心です。これに対して、業者が行う補修は赤外線調査や散水テストなどによる原因の特定、防水層の再施工や構造体の修繕など再発防止を前提とした工事が特徴です。また、DIYでは施工の甘さや下地処理不足により再発するリスクが高く、最終的に高額な修理が必要になるケースもあります。業者依頼では作業範囲や使用する材料に応じて10万円〜100万円超まで価格帯は幅広いですが、施工保証やアフターサポートが付帯する点で安心感があります。特に築年数が10年以上の住宅では、プロの施工による確実な対策が望ましいとされています。

 

会社概要

会社名・・・株式会社ユミザインテック平塚

所在地・・・〒254-0904 神奈川県平塚市根坂間２５５−３

電話番号・・・0120-410-502